XLAモード: 永続または非永続
TimesTen XLAは、次のいずれかのモードで初期化できます。
- 永続モード: このモードでは、XLAによって更新レコードがトランザクション・ログ・バッファまたはログ・ファイルから直接取得されるため、それらの更新レコードは、必要とされるかぎり使用可能です。また、永続的なロギング・モデルによって、複数のリーダーでトランザクション・ログの更新を同時に読み取ることができます。
- 非永続モード: このモードでは、ログの更新はXLAステージング・バッファに保持されます。XLAは、XLAステージング・バッファでトランザクション・ログから取得した更新レコードをステージングし、アプリケーションで読取りを行うことができるようににします。ただし、ステージング・バッファには一度に1つのリーダーのみがアクセス可能であり、コンピュータまたはデータ・ストアが停止した場合はバッファ内のすべてのデータが失われます。
永続モードまたは非永続モードのいずれでトランザクション・ログにアクセスするかは、TimesTenデータ・ストアをオープンするために使用する次の関数によって決まります。
ほとんどの場合、ttXlaPersistOpenを使用します。ttXlaOpenTimesTen関数は、主に下位互換性を目的に提供されています。
TimesTenは、初期作成時に、アプリケーションがリンクされているTimesTenリリースと同じバージョンに、トランザクション・ログ・ハンドルを構成します。また、ttXlaGetVersionおよびttXlaSetVersion関数を使用して、以前のXLAバージョンと相互運用することもできます。